心の病を抱えるパートナーと暮らして見つけた、少し楽になる生き方

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僕は心の病を抱えたパートナーと10年以上一緒に暮らしています。
振り返るとどうしてこんなに辛いんだろうと思ったことが何度もありました。

特に最初の頃は、「僕の振る舞いになにか問題あるのか」と自分を責めてしまったり、
「どうしてこんな事もできないんだろう…」とイライラしたり。

でも、ある日気づいたんです。
心の病は決して誰かのせいではなく心が風邪を引いたようなものだということに
そう理解できるようになってから心がフッと軽くなって自分を追い詰めすぎずに暮らせるようになりました。

この記事を読んでほしい人
  • 心の病を抱えるパートナーや家族と暮らしている。
  • 支える中で、自分を責めてしまうことがある。
  • 相手の回復を願う一方で心が疲れている。
  • 無理せずに前を向くヒントを見つけたい。
  • 周囲に話せず孤独を感じている。
目次

心の病をか抱えるパートナーと暮らす辛さ

心の病を抱えたパートナーと暮らすことは、支える側にもかなりの負担があります。
例えば我が家では、共働きを前提に家を買ったのに、パートナーが働けなくなることで金銭的に
とても厳しい状況になりました。
毎月の支払いに不安を感じながら、なんとかやりくりする毎日。これだけでも精神的な重荷です。

また、日常のちょっとした楽しみも制限されます。
買い物や外食、近場へのお出かけさえ一緒に行くことが出来ず僕はいつも一人で過ごすことが
多くなりました。

休日に街で家族連れやカップルを見かけるとどうして自分だけ…と孤独を感じてしまう瞬間も正直あります。

こうした辛さって相談しにくく、たとえ相談しても「大変だろうけど支えてあげて」と言われてしまい、
自分が我慢するしかない。という思考に陥ってしまっていました。

自分を責めないために気づいたこと

長い年月の中で、僕は何度も「どうすれば病気が治るんだろう」と考えていました。
心療内科へ通院して薬を飲んでもらったり、気分転換で外へ連れ出そうとしたり。(大抵断られる汗)
 でも、どれも思うようにな結果には繋がりませんでした。

ある日ふと気づいたんです。
どれだけ自分が努力しても、頼んでも、願っても、心の病は思い通りには治らないということに。

それを理解した途端、少し肩の荷が下りました。
「治してあげられない自分が悪いんだ」と責め続けてきた心に、ようやく余裕が生まれました。

そして今は、自分にできること、出来ないことを切り分けて考えるようにしています。

心に余裕が生まれたけど、財布に余裕はない

心に余裕が生まれた一方で、経済的な不安は続いていました。
ギリギリで生活しているのに子供が成長とともに学費が増えていくのは
容易に想像できました。

そこで僕は副業に挑戦しました。最初はせどりという、転売ビジネスです。
しばらくはそこそこの収入は得られていましたが、物流コストの上昇や体力的な負担から
約3年で撤退しました。

失敗で終わったものの、個人でも仕事ができるんだと実感出来たのは大きな収穫です。
その経験があったからこそ、後に実家で農業を継ぐ決断もすんなり出来ました。



今では収入が安定し、生活にも少し余裕が生まれています。

支える側として大切なのは「自分を責めない」だけではなく、「自分や家族の未来を諦めない」 こと。
そう気づいたことで、自分らしく生きる活路を見いだすことができました。

心の病を患っている家族を支えている方へ

心の病は、ある日突然良くなるものではありません。
でも、何かのきっかけで少しずつ回復していくこともあります。
その「少し」を気長に見守ることが大切だと思っています。

そして、支える側であるあなた自身を大切にすること
相手のために自分を犠牲にしすぎると、心がすり減ってしまいます。
好きなことをできる範囲で続ける、自分の気持ちを誰かに吐き出す。
そんな小さな工夫が、支える側の心身を守ってくれます。

もし今、孤独や不安の中にいるなら「自分を責めなくていい」と自分に言ってあげてください。
あなたの存在があるだけで、もうすでに大きな支えになっています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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