前に飼っていた犬は、黒柴で生後半年くらいまで父犬と一緒に暮らしていた子でした。
チェリーアイという再発のおそれがある目の病気で買い手がいなかったそうです。
その黒柴の子はいたずら好きではあったけどとても穏やかで、性格のいい子でうちに来てからも、
まわりに「落ち着いていて柴犬じゃないみたい」とよく言われました。
その子が亡くなって、しばらくは「もう犬は飼えないかも」と思っていたんですが、
やっぱり犬と暮らす楽しさや癒しを思い出すことが多くて、
亡くなった2年後にもう一度お迎えしようと決意しました。

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どうせならまた、親犬と一緒に育てられた子を迎えたい。
そう思って、ブリーダーさんから譲ってもらう方向で考えはじめたんです。
でも実際、「ブリーダーってどうなの?」って思う人も多いですよね。
この記事では、自分の経験も交えて、ブリーダーから犬を迎えるという選択肢について書いてみようと思います。
犬との暮らしを考えている誰かの参考になればうれしいです。
犬を迎えるときの選択肢はなに?ペットショップ・ブリーダー・保護犬


犬を迎え入れると決めた時、どこから迎えるかという悩みです。
主な選択肢としてはペットショップ・・ブリーダー・保護犬(譲渡犬)です。
それぞれに特徴があり、飼い主さんのライフスタイルによって、向き不向きがあります。
ペットショップのメリットデメリット:手軽で身近
メリット | デメリット |
---|---|
メリット1 店舗が多く、実際にたくさんの犬を見て選べる。 メリット2 その場で連れて帰れることもある。 メリット3 初めて飼う場合、ケージなどの犬グッズを一緒に揃えられる。 | デメリット1 子犬がどこから来たのか、育成環境が不明な場合も。 デメリット2 衝動買いや子犬が故のかわいさで選びやすい。 デメリット3 小さい頃に親犬や兄弟犬と離れるので社会性が育ちにくい |
ブリーダー:血統や育てられている環境が見れる
メリット | デメリット |
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メリット1 親犬・兄弟犬と一緒に育てられている子が多く社会性が身につきやすい。 メリット2 事前の見学や質問で犬の性格などを聞くことができて信頼関係が築きやすい メリット3 それぞれの犬種に特化しているので迎えたい犬の特徴や個性を把握している人から譲ってもらえる。 | デメリット1 見学予約などの段取りが必要で手間がかかる。 デメリット2 遠方の場合、子犬に移動の負担がかかる。 デメリット3 ブリーダーの質は人により異なるので、見学時に見極めが必要。 |
保護犬(譲渡犬):迎える意義がある
メリット | デメリット |
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メリット1 成犬の場合ある程度性格が落ち着いてる。 メリット2 迎え入れる費用が安価な場合が多い メリット3 子犬から成犬まで年齢や種類が幅広い。 | デメリット1 性格が固定されていて、頑固な場合がある。 デメリット2 子犬を迎えたい場合は出会いが難しい。 デメリット3 お迎えまでの手続きがやや複雑 |
僕がブリーダーから迎えようと思った理由


犬ともう一度暮らしたいと思った時、最初に浮かんだのは、前に飼ってた黒柴の子でした。
生後半年まで親犬と過ごしていた影響もあってか、とても落ち着いていて、「本当に柴犬」って
言われるくらいでした。
だからこそ、犬を迎えると決めた時、育った環境にこだわりたいと思いました。
どんな風に育てられたか、親兄弟犬と一緒に過ごしていたか。子
犬のうちの経験が性格に影響すると実感していたんです。
ペットショップも選択肢にはありましたが、どんな風に育てられたかが見えなかったり、
親犬の情報が得られなかったりする。
それと、ペットショップでは小さい生まれたばかりの子が
ショーケースに入れられていてまだ親犬や兄弟犬と離れるには早いという印象でした。
ブリーダーさんなら親犬や兄弟犬と育てられている様子も見られるし、
育て方についての考え方も直接聞ける。見学や予約など手間はかかるけど、
納得のいく選択ができる気がしたんです。
ブリーダーの良かった点と注意点


今回は【ブリーダーナビ】というサイトを利用して、見学・やり取りを経て子犬を迎えました。
事前に子犬の性格や育成環境を確認できたことで、納得してお迎えすることができました。
・見学・予約の段取りに時間がかかることも。
希望する日程で見学予約だ取れない場合もありスケジュール調整が必要でした。
・遠方の場合は移動の負担がかかる。
ブリーダーナビには沢山の子犬が掲載されていますが、地方は少なめです。
今回は近県で探していたのですが片道3時間ほどかかり、 子犬の体力やストレス面には配慮が必要でした。
・ブリーダーによって質にばらつきがある。
今回の方はとても良心的でしたが、質問しても返ってくるのに時間がかかったり、 追加の写真をお願いしても対応を渋ったり、 何件か問い合わせをしてみて比較することが重要だと思いました。
ブリーダー選びで後悔しないためのチェックポイント


チェック項目 | 内容・確認ポイント |
第一種動物取扱業者の登録 | 登録番号や標識が施設に掲示されているかを確認 |
生後56日以上の子犬を扱っているか | 動物愛護法に基づき、早すぎる譲渡はNG |
飼育環境の清潔さ | ニオイ・排泄物の処理・犬の毛並みや爪の手入れなど |
健康状態の説明があるか | ワクチン接種歴・健康診断書・遺伝疾患の有無など |
親犬の情報が開示されているか | 親犬の性格・健康状態・育成環境などを見学時に確認 |
誠実なコミュニケーション | 質問への対応・説明の丁寧さ・アフターサポートの有無 |
過去の実績・口コミ | 他の購入者のレビューや評価を参考にする |
犬を迎える上で本当に大切なことは
犬をどこでお迎えするか。
ペットショップ、ブリーダー、保護団体。それぞれに良さがあり、
飼い主さんのライフスタイルや価値観によっても異なります。
でも実際迎えてみて感じるのは「どこで迎えたか」より「その子とどう暮らしていくか」のほうが
ずっと大事だということです。
僕自身「親犬と一緒に育った子」、「育て方を理解して譲ってくれる方から迎えたい」という基準を大切に
してきました。
でもそれ以上大切なのは「自分にとって納得できる選択だったか」だと感じています。
犬を迎え入れることを検討されている方の参考になれば幸いです。


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